ラッシュの使用に関する法的基礎知識を専門弁護士が解説！社会的に与える影響や弁護士の選び方も紹介

• ラッシュ使用事件に関する法律や罰則を整理したい
• ラッシュ使用事件で逮捕されるとどのような社会的影響があるのだろう
• ラッシュ使用事件で頼りになる弁護士の選び方を知りたい

ラッシュは、指定薬物として所持や使用が厳しく規制されている薬物の1つです。ラッシュの使用は、心身に影響を与えるだけではなく、自分や周りの家族などにも大きな社会的影響を与えます。

また、ラッシュ使用事件の解決には、法的知識などが必要で、弁護士に依頼する方が確実です。ただ、弁護士の選び方を十分に理解できていない方もいるかもしれません。

今回は、多くの薬物事件を解決に導いてきた実績のある専門弁護士が、ラッシュ使用事件における法的基礎知識や、逮捕されたときの社会的影響を解説した上で、ラッシュ使用事件で頼りになる弁護士の選び方を解説します。

ラッシュの使用に関する基礎知識

ここでは、ラッシュの使用に関する基礎知識として、以下の2つを解説します。

では、1つずつ解説します。

ラッシュの意味

基礎知識の1つ目は、ラッシュの意味です。

ラッシュとは、亜硝酸エステルが主成分で、吸入すると一時的に興奮作用を与える薬物です。ラッシュは、揮発性が高いためガラス瓶に入った状態で流通しており、使用するときは気化したラッシュをそのまま吸入します。

ラッシュは呼吸困難などを引き起こす危険な薬物で、嗜好品目的での所持や使用が厳しく規制されています。

ラッシュを規制する法律と罰則

基礎知識の2つ目は、ラッシュ事件に関する法律と刑罰です。

ラッシュは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」（薬機法）によって指定薬物に指定されており、使用や所持、輸出入などが規制されています。営利目的がない使用や所持であれば、3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金またはその両方が科せられます。

初犯の場合は執行猶予付き判決を受けることが多いものの、営利目的で大量にラッシュを所持していた場合や、その他の薬物犯罪にも関わっている場合は、初犯でも実刑になる可能性があります。

ラッシュ使用事件が社会的に与える影響

ここでは、ラッシュ使用事件が社会に与える影響として、以下の2つを解説します。

では、1つずつ解説します。

解雇や退学の原因になる

影響の1つ目は、解雇や退学の原因になることです。

ラッシュの使用によって逮捕されたときには、高い確率で勾留されます。ラッシュ事件において、勾留期間は最大20日間です。また、逮捕から勾留決定までの期間も含めると、最長で23日間身柄を拘束されることになります。その間、会社や学校との連絡手段がないため、無断欠勤・無断欠席によって解雇や退学処分の対象になる可能性も否定できません。

また、ラッシュの使用で逮捕されたことを理由に、懲戒解雇や退学処分を下される可能性も十分考えられます。

実名報道され家族などにも影響

影響の2つ目は、実名報道され家族などにも影響する恐れがあることです。

ラッシュの使用事件で逮捕された場合、実名報道をされる可能性があります。特に、公務員や大企業の社員などは実名報道されやすい傾向にあります。その他の職に就いていたとしても、全国ネットで実名報道されなくてもローカルニュースで実名報道されるケースもあるでしょう。

実名報道によって、家族の近所や職場、学校において人間関係に大きな影響が生じる可能性も考えられます。

ラッシュ使用事件が発覚すると逮捕される可能性が高い

ラッシュ使用事件が発覚すると、逮捕される可能性が高いとされています。薬物犯罪以外では、軽微なものや被疑者が未成年であれば、逮捕されずすぐに釈放されるケースも少なくありません。

しかし薬物犯罪については、証拠隠滅や逃亡、周りの人間へ危害を加える可能性が高いことから、未成年であっても発覚すると逮捕・勾留されることが多いです。

なお、ラッシュ使用で逮捕された場合は、逮捕から72時間以内に勾留請求がなされ、原則10日間勾留されます。また、捜査の難航などがあった場合、最大で10日間、勾留期間が延長されることもあります。そのため、逮捕期間を含めると最長23日間身柄を拘束される可能性があるのです。

ラッシュ使用事件で頼りになる弁護士の選び方

ラッシュの使用事件に巻き込まれたときは、どのような弁護士を選べばよいのでしょうか。ここでは、ラッシュ使用事件で頼りになる弁護士の選び方として、以下の4つを解説します。

では、1つずつ解説します。

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即日の弁護活動が可能

選び方の1つ目は、即日の弁護活動が可能であることです。

ラッシュ使用によって逮捕された場合、48時間以内に警察から検察に身柄が送られ（送致）、そこから24時間以内に勾留請求が行われます。つまり、身柄の解放を要求するには、逮捕から72時間以内に働きかけを行わなければならないのです。

そのため、弁護活動はスピードが勝負で、依頼したその日から弁護活動を行ってもらえる弁護士を選ぶことが大切です。

連絡が常に可能

選び方の2つ目は、連絡が常に可能であることです。

弁護活動を行うときには、弁護士とは常に連絡を取れる状態にあることが望ましいでしょう。連絡をいつでも取れる状態にすることで、弁護士は被疑者から必要な情報をすぐに収集できる上に、被疑者の疑問点や不安もいち早く弁護士が解消できるからです。

連絡が常に取れる弁護士を選ぶことで、弁護活動の円滑化に加えて被疑者の精神的な安定にもつながります。たとえば、電話番号などの連絡先を教えてもらえて、常にコミュニケーションを取れる弁護士に依頼することをおすすめします。

解決実績が豊富

選び方の3つ目は、解決実績が豊富であることです。

それぞれの弁護士によって得意な分野が異なります。特に、ラッシュの使用事件などの薬物事件については、事件解決に必要な知識が多い上に、経験値や実績の量が、円滑かつ的確な弁護活動を行うためには欠かせません。そのため、ラッシュなどの薬物事件の解決実績を豊富に持つ弁護士に依頼するとよいでしょう。

費用を明確に示してくれる

選び方の4つ目は、費用を明確に示してくれることです。

弁護士費用は、大きく分けて着手金と成功報酬に分けられます。着手金の相場料金は30万円前後ですが、否認事件では50～100万円ほどになると言われています。それに加えて、保釈・接見解除・不起訴処分などの結果に応じて成功報酬を支払うのです。これらの説明を行った上で、費用やその決め方を明確に伝えてくれる弁護士を選びましょう。

まとめ

今回は、多くの薬物事件を解決に導いてきた実績のある専門弁護士が、ラッシュ使用事件における法的基礎知識や逮捕されたときの社会的影響を解説した上で、ラッシュ使用事件で頼りになる弁護士の選び方を解説しました。

ラッシュの使用が発覚すると、高い確率で逮捕されます。これは、証拠隠滅や逃亡、周りの人間へ危害を加える可能性が高いためです。また、ラッシュの使用事件を解決するには、法的知識や薬物事件の解決経験が欠かせません。早く確実に解決するには、弁護士による適切な弁護活動が必要不可欠だと言えるでしょう。

弁護士費用はかかりますが、かけた費用以上のメリットを得られるケースが多いため、ラッシュの使用で逮捕された場合は、ぜひ弁護士にご相談ください。また、弁護士の選び方は、本記事を参考にしてください。